堺市のシロアリ駆除と耐震改修補助金の活用法

「脱衣所の壁から羽アリが出てきた」「床がフワフワする」といった症状に気づき、シロアリ被害を心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。シロアリ被害が柱や土台などの構造部分まで進むと、駆除だけでなく木部の補修や補強が必要になることがあります。今回は、堺市で実際に行ったイエシロアリ駆除の施工事例を交えながら、被害の特徴と、耐震改修の補助制度とあわせてシロアリ対策を考える際のポイントについてお話しします。
堺市の住宅で注意したいシロアリ被害
被害が広がりやすいイエシロアリ
日本の住宅に被害を与える代表的なシロアリには、ヤマトシロアリとイエシロアリがいます。イエシロアリは大きな巣をつくり、数十万匹規模の集団で活動するといわれています。巣から離れた場所まで餌となる木材を探しに来るため、床下だけでなく壁の内部や天井裏まで被害が及ぶことがあります。また、湿った木材だけでなく乾いた木材も加害するため、気づいたときには広い範囲に被害が進んでいるケースも少なくありません。
築年数の経った木造住宅は点検が大切
堺市内には、昭和の時代に建てられた木造住宅も多く残っています。年月が経った住宅では、床下の通気不良や水回りからの漏水などで木材が湿りやすくなっている場合があります。ただし、築年数が古いから必ずシロアリが発生するわけではありません。被害の有無は床下の状態や維持管理の状況によって異なるため、気になる症状がある場合は早めの点検をおすすめします。
堺市の耐震改修補助でシロアリ被害の補修を検討するには
堺市では、地震による住宅の倒壊を防ぐため、木造住宅の耐震改修工事の費用の一部を補助しています。対象となるのは、昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅で、耐震診断の結果、評点が1.0未満と判定された住宅です。耐震改修工事の補助限度額は、令和7年10月から115万円に引き上げられています。
シロアリ駆除そのものは、この補助の対象ではありません。ただし、シロアリの食害で傷んだ土台や柱を補修・補強することは、建物の耐震性を確保するうえで大切な工程です。耐震改修を検討する際に、シロアリ被害がある場合はその状況も含めて建築士や施工業者に相談すると、補修の進め方を整理しやすくなります。補助の対象になる工事の範囲は、市の基準や個別の計画によって異なります。
また、補助を受けるには設計や工事に着手する前に申請する必要があり、着工後や完了後の申請は対象外です。令和8年度の申し込みは令和9年1月29日までですが、予算の状況によって期限前に受付が終了する場合があります。詳しい条件は、堺市の公式情報で確認してください。
【参考サイト】堺市「耐震改修をお手伝いします」堺市で実施したイエシロアリ駆除の施工事例
実際に堺市で行ったイエシロアリの駆除・予防工事をご紹介します。
脱衣所の壁から大量の羽アリが発生
お客様宅では、脱衣所の壁からシロアリと羽アリが大量に発生していました。調査を行ったところ、建物全体にシロアリが入り込める状態であることがわかり、床下全体への施工が必要と判断しました。床下に入れない範囲があったため、コンクリート基礎の一部を複数箇所はつって作業スペースを確保しています。
床下・壁・天井裏まで一貫して処理
床下全体には予防も兼ねた薬剤散布を行い、蟻道が見つかった箇所では木部への穿孔注入処理を実施しました。脱衣所の壁にも穿孔注入を行い、さらにユニットバスの点検口から天井裏を確認したところ、木部まで被害が進んでいたため、天井裏の木材にも薬剤を注入しています。イエシロアリは部分的な処理だけでは再発のおそれがあるため、建物全体を見据えた処理が大切です。
シロアリ被害を見逃さないためのチェックポイント
シロアリは床下や壁の内部など、目に見えにくい場所で木材を食害します。脱衣所や浴室、玄関まわりから羽アリが出てきた、床を歩くと沈むような感覚がある、柱をたたくと空洞のような音がするといった症状がある場合は注意が必要です。
これらの症状は、必ずしもシロアリが原因とは限りません。しかし、被害が進んでから気づくと、駆除に加えて木部の交換や補強が必要になり、費用がかさむこともあります。気になる症状があれば、早めに専門業者の点検を受けることが被害を小さく抑えるポイントです。
【関連ブログ】シロアリ被害を放置するとどうなる?修理費用とリスクを解説堺市のシロアリ駆除・床下点検はレスキューハウスへ
堺市では、今回の事例のようにイエシロアリによる広範囲の被害が見つかることもあります。耐震改修を考えている方は、あわせて床下の状態やシロアリ被害の有無を確認しておくと安心です。レスキューハウスでは、住宅の状況に合わせたシロアリ駆除・予防のご相談を承っています。「羽アリを見かけた」「床下の状態が気になる」という方は、お気軽にご相談ください。
【お見積り無料】ご相談・お問い合わせはこちら
- 2級建築施工管理技士
- 白あり防除施工士
- 雨漏り診断士
- 蟻害・腐朽検査士
- 耐震診断士
現場で培った経験と専門知識をもとに、目に見える症状だけではなく、その原因まで見極めた適切な修繕・メンテナンスを重視している。本メディアでは、雨漏り、屋根・外壁、防水工事、シロアリをはじめとする住宅トラブルについて、「どのような状態なら修理が必要なのか」「どのような施工方法が適切なのか」「信頼できる業者をどう選ぶのか」といった疑問を専門家の視点から解説する。






























