家にハチの巣が!できやすい場所や対処法を紹介

いつのまにかハチの巣ができてる!ってことありませんか? 知らない間に巨大な巣が出来ていることもある蜂の巣は、 放っておけば命にかかわる事故につながりかねません。 できるだけ巣が完成する前に、駆除したいですよね。 蜂の種類によっては人間に対して 積極的に攻撃を仕掛けてくる場合もあります。 放置していて大きなトラブルに発展する可能性も。 彼らが巣を作る場所が、実はどこの家も同じようなところなのはご存じでしょうか。 ここでは、蜂が巣を作る場所の傾向を、理由も含めて解説いたします。 巣のできやすい場所を重点的に調べて、早めに対処しましょう。
蜂が巣を作りやすい条件
建物などに巣を作る蜂は、
- スズメバチ
- アシナガバチ
- ミツバチ
の3種類が存在しています。種類によって多少の違いこそありますが、巣を作る場所がある程度決まっています。また、蜂の種類によって駆除の危険度が大きく変わりますので、駆除前に種類を見極めておくことが大切です。
天候の影響を受けにくい
基本的に、蜂は雨が苦手です。特に、スズメバチは薄い羽をはばたかせて巨大な身体を飛ばしているため、水分が付着するとうまく飛べなくなってしまいます。また、巣自体も湿気に弱く、雨風にさらされない場所に好んで巣を作るとされています。この特徴はミツバチも一緒です。ミツバチの巣は巣穴がむき出しになっている状態のため、雨水の侵入はとても嫌がります。巣穴に水が入れば幼虫やサナギがおぼれてしまいますし、せっかくため込んだハチミツが流れ出してしまうからです。スズメバチやミツバチが屋根裏や床下、雨戸を収納する場所などに巣を作りやすいのは、雨が苦手だからです。ですが、アシナガバチは多少濡れても飛行に影響はないため、雨風にさらされる場所にも巣を作ることが可能です。
閉鎖空間
人間にとって蜂は命を落とす危険もありますが、自然界では意外と天敵の多い虫です。スズメバチを専門に狩るハチクマという鳥が有名なほか、毒針の通らない分厚い毛皮をもった動物も、蜂にとってはおそるべき捕食者となります。そうした天敵の存在から巣を守るために、蜂が巣を作る場所は外からは見えない閉ざされた場所であることが多いです。蜂ぐらいの大きさの動物しか侵入することのできない屋根裏や床下は、蜂にとって都合のよい場所といえるでしょう。ただし、キイロスズメバチやアシナガバチなどは、軒下などの外部に巣を作るケースもあります。必ずしも開放空間に巣を作らないわけではないことは知っておきましょう。
エサが豊富な場所
スズメバチやアシナガバチは肉食性の蜂なので、小さな昆虫がたくさん住んでいる場所に好んで巣を作ります。これは自然界でも、住宅に巣を作る場合も同様です。たとえばゴキブリの多く出る家には、ゴキブリをエサとする肉食の蜂が巣を作りやすいのです。また、ミツバチの場合、エサは花粉や花の蜜なので、ガーデニングでたくさんの花がある家や、プランターで花を栽培している家、敷地内に花をつける植木がある家などが巣を作られやすいとされています。
蜂の巣ができやすい家ってどんな家?
蜂の巣ができやすい場所とは蜂は条件が合えばさまざまな場所に巣を作ります。人の目につかない場所に巣作りをすることが多いです。その場合は発見が遅れ、気づいたときには大きな巣が出来上がってしまう危険性もあるでしょう。蜂の巣を早期に発見するには、蜂の巣ができやすい場所を抑えておくことが不可欠です。上でご紹介した条件をふまえて、蜂の巣を早期発見するためにチェックすべき部分を紹介します。
チェックすべき箇所
室内
- 床下通風孔の周辺
- 屋根のひさしの下
- エアコン室外機
- 雨戸の戸袋
- 屋根裏部
- 天井の裏側(通風孔周辺)
- ベランダ周り
屋外
- 植木の枝や根本
- 生垣の中
- 物干し竿
- 物置の中
- 駐車場
- ガレージの中
- 詰まれたタイヤの中
- 自転車のカゴ
などもしも家の周辺で蜂の姿を見たら、上記のチェックポイントを一通り確認しておくのがオススメです。とくに春先は、冬眠から目覚めた女王蜂が巣を作る場所を探して飛び回っている時期です。放っておけば気づかないうちに巣を作られてしまう可能性もあるため何度も蜂を見かけるようであれば入念にチェックしておきましょう。
家以外の場所で巣を作られやすい箇所
学校昇降口、空き教室、2階教室のベランダ老人ホームエントランスの軒下、縁側の床下アパート、マンション各部屋のベランダ、共有部分の手すり、エントランスの軒下公園植木の枝、生垣、遊具の隙間
蜂が本格的に巣を作る前に発見しよう!
蜂の巣は蜂の種類によっては非常に危険な存在となりますが、まだ巣が作り始めの時期に発見することができれば比較的安全な対処が可能です。初期段階の巣を狙えば駆除も簡単にできます。どんな蜂の巣も、初期段階では女王蜂1匹しか住んでいません。そのため、戦闘員である働き蜂が増える前に先制攻撃を仕掛ければ、女王蜂1匹を退治するだけで事実上巣を壊滅させることができるのです。蜂の巣が作りかけかどうか判断するには蜂の巣を見つけたものの、作りかけかどうか分からないことがあるかもしれません。蜂を安全に駆除するためには、まだ働き蜂の生まれていない段階の巣を狙う必要があります。蜂の巣が作りかけかどうか見分ける方法をご紹介します。まず、それぞれの蜂の活動期間は以下のようになります。スズメバチ活動時期 4~11月始動時期 4~5月ピーク時期 7~10月アシナガバチ活動時期 4~10月始動時期 4~5月ピーク時期 8~9月ミツバチ活動時期 1年中始動時期 通年ピーク時期 10~11月巣の見た目は蜂の種類ごとに異なるため、一概にこの状態なら作りかけであると断言はできません。なお、アシナガバチやミツバチは完成間近の巣でも巣穴が露出していますが、スズメバチの巣は外皮で覆われていて巣穴への出入り口が一つだけになっています。蜂全般に共通することは、女王蜂は働き蜂が増えてくると巣の中に引きこもって外に顔を出さなくなります。なので、ほかの蜂より一回り大きな女王蜂が外に出て作業している時期は、まだ働き蜂の数がそろっていない作りかけの時期だといえます。また、巣作りが開始されるのは女王蜂が冬眠から目覚める春先です。そのため、気温が高くなり始めた4月から5月の間に蜂の巣を見かけたら、それは作りかけの時期である可能性が高いです。
うかつに巣に近づくのは危険!
蜂の巣を調べる際は、不用意に近づきすぎないよう十分に注意をはらっておきましょう。遠巻きに観察するだけにしておきましょう。見分けがつかないなら蜂駆除業者に相談するといいでしょう。そうしたところに相談すれば、リスクを抑えつつ蜂の巣の状態を確認できるのでおすすめです。
蜂の巣の駆除のやり方
蜂の種類・大きさ・巣の場所を確認し、自分でも駆除が可能なレベルの場合のみ駆除に取り掛かりましょう。ただし、危険を伴いますので、無理はせずにできるだけプロにお願いするようにしてください。
駆除前の注意点
駆除は夕方~夜間の時間帯に暗くなると蜂は活動が鈍るため、夕方から日没後の2~3時間の間に駆除を行いましょう。この時間帯なら巣から外出していた働き蜂も戻っているため、一気に退治することができます。もし、日中駆除を行ってしまうと、駆除の最中に働き蜂が次々と巣に戻ってきてしまうので刺される危険性が増します。ただし、暗いと巣がよく見えなくなってしまうため、日中の間に巣の位置関係を把握しておくなどして、駆除しやすい対策を立てておきましょう。匂いがするものはNG蜂は匂いに非常に敏感です。匂いに刺激されて攻撃してくるケースも多いので、整髪料や香水などは付けずに作業を行いましょう。また、汗の匂いにも反応するので、駆除前に体をシャワーで流してくとよいでしょう。
準備するもの
防護服専用の防護服がもっとも安全ですが、購入するとなると数万円かかってしまいます。自治体によっては防護服の無料貸し出しを行っているところもあるので、まずは問い合わせてみてください。防護服が用意できない場合は、襟や袖口に隙間のない厚手の長袖長ズボンの服に、レインコートを着用しましょう。作業着が丈夫でおすすめです。このとき、黒などの濃い色は蜂を引き寄せてしまうため、できるだけ白に近い色を選んでください。頭を保護するもの養蜂家が使っている防蜂ネットがもっとも安全です。3,000円程度で購入できます。防蜂ネットが用意できない場合は、厚手の帽子かヘルメットを被り、ゴーグルで目を保護してください。首の隙間をタオルで覆って隠すのも忘れずに。手袋、長靴手には、蜂の針を通しにくいような厚手の軍手や革製の手袋を着用します。足はズボン裾の下に長靴を履き、さらにその上から紐で縛って蜂が入り込まないようにしてください。殺虫剤ホームセンターなどに販売されている、合成ピレスロイド系の成分が含まれている蜂専用のスプレータイプの殺虫剤を用意してください。合成ピレスロイドはミツバチ・アシナガバチ・スズメバチに対して非常に高い殺傷能力を持ち、噴射すると数秒後には死亡します。なお、ゴキブリなど他の害虫用の殺虫剤の大半に合成ピレスロイド系の成分は包含されているので、蜂専用の殺虫剤ではなくても代用可能です。長い棒蜂の巣を落とす際、直接手で落とすのは大変危険なので用意してください。ゴミ袋と虫取り網棒で落とした蜂の巣は最終的にゴミ袋に入れて処分するのですが、蜂の巣に虫取り網にゴミ袋を被せたものを用意し落とす際に網に入れるようにすると処分が楽になります。懐中電灯懐中電灯をそのまま使用すると、光に反応して懐中電灯に蜂が突進してくるので、必ず赤いセロファンを被せて使用してください。
駆除の手順
少し離れた位置から巣の表面に殺虫剤を噴射する巣から2~3m離れた場所から、巣の表面に殺虫剤を噴射します。このとき中から蜂が飛び出してきて大きな羽音がしますが、怯まずに2~3分は続けてください。小さな殺虫剤の缶だと空になることもあるので残量に注意してください。そのまま巣の入り口辺りを狙って殺虫剤を噴射します。巣に近づいて入口から中に向かって殺虫剤を噴射する巣の中にいる蜂にも殺虫剤が効いているはずなので、近づいても危険性は低いです。中に向かって殺虫剤を噴射して、残っている蜂を駆除しましょう。巣の中から蜂が出てきても、素早く飛び立てないので慌てないで殺虫剤の噴射を続けてください。このとき、周囲にまだ残っている蜂がいたら殺虫剤を噴射して退治してください。長い棒を使って巣を落とす巣の下にゴミ袋を被せた虫取り網を置き、長い棒を使って巣を落とします。このとき、なかなか落とせない場合は無理をせずに諦めるのも大切です。また、駆除しきれなかった蜂が襲ってきた場合は、慌てて急に動いたり大声をあげたりせずに、ゆっくりと後退しましょう。そして巣を落としたあと、巣があった場所にも殺虫剤を撒いておきます。こうすることで蜂が同じところに再び巣を作るのを阻止できます。ゴミ袋を閉じる念のため、ゴミ袋内に殺虫剤を噴射してから閉じます。燃えるゴミとして処分してください。
駆除後の注意点
駆除時に退治して死んだ蜂が落ちているかと思いますが、むやみに触らないようにしてください。蜂は死んでも1日ほどは針の部分だけ反射的に動くので、刺されてしまう可能性があります。また、駆除時に留守にしていた蜂や殺虫剤から逃れた蜂が、巣があった位置に戻ってくる可能性があります。このような蜂は戻り蜂といい、巣を除去したあと1週間ほどは飛び回ると言われています。対策としては、1週間は巣があった場所に殺虫剤をこまめに噴射しておくことです。スプレーには蜂を忌避する作用のある成分も含まれているため、蜂が寄り付かなくなります。雨が降ると殺虫剤の効果は消えてしまうため、雨上がりの際は再度殺虫剤を撒くのを忘れずに行ってください。とくに巣が作り始めの時期は、まだ巣を作れていない女王が近くにいる可能性がありますので、蜂の巣が再度作られないようしっかり予防をしておきましょう。個人でおこなう蜂の巣駆除の方法は以上ですが、これはあくまで蜂の群れの規模が小さく、女王が現役で活動している時期にのみおすすめできる手段です。もしも発見したときにはすでに巣が大きくなってしまっていたら、迷わず蜂駆除業者に依頼するようにしましょう。お住まいの蜂対策に迷ったときは、蜂駆除のプロに相談することも考えておきましょう。
まとめ
スズメバチやアシナガバチは、1年周期で巣作りを繰り返す生き物です。そのため、去年まで蜂の巣がなかったような場所に、あっという間に大きな巣ができてしまうことは珍しくありません。また規模を広げるスピードは非常に早く、1匹の女王蜂から始まった群れが数か月後には数百匹単位の群れになってしまっていることもあります。こちらが後手に回るほど、蜂に刺されてしまう危険性は日ごとに増していってしまうのです。危険な蜂がお住まいの近くを飛び回るようになる前に、巣が小さなうちから駆除をおこなえるよう、蜂が巣を作る場所をしっかり把握しておくようにしましょう。蜂を何度も見かけるのに巣の場所がわからないといった場合は、蜂駆除のプロに任せることをおすすめします。
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