COLUMN

レスキューコラム

断熱リフォーム前に要注意!断熱材の裏に潜むシロアリ

シロアリ駆除

2025.11.22

断熱リフォーム前に要注意!断熱材の裏に潜むシロアリ

「そろそろ断熱リフォームをして、冬でも快適に過ごしたい」
そんなお考えの方は多いと思います。
しかし、リフォーム工事の際に私たちがよく目にするのが、断熱材の裏側に広がるシロアリ被害です。

見た目はきれいな床や壁でも、断熱材の裏や床下の木材が食われているケースは珍しくありません。
断熱リフォームを行う前に、シロアリの存在を見逃してしまうと、リフォーム後に再発・再施工が必要になるリスクがあります。

今回コラムは、断熱リフォーム前に知っておきたい要注意をお話しします。

なぜ断熱材の裏にシロアリが潜むのか?

 断熱材の“裏側”はシロアリにとって理想の環境

断熱材の裏は、
・日の光が届かない暗い空間
・外気の影響を受けにくく暖かい
・湿気がこもりやすい

といった条件がそろい、まさにシロアリの温床となります。

特に、床下断熱リフォームで「発泡系断熱材」や「グラスウール」を使用している場合、シロアリがその下の木材に巣を作っても外からはまったく見えません。

雨漏り・結露による湿気も大きな原因

屋根裏・壁・床下のいずれにおいても、湿気はシロアリ被害の大敵です。
断熱材が湿気を吸収したまま乾かないと、木材の含水率が上昇し、シロアリが寄ってくる「湿った木の匂い」を放つようになります。

特に築年数が10年以上の住宅では、小さな雨漏りや配管の結露などから湿気がこもり、「断熱リフォームのタイミングで初めてシロアリ被害が見つかる」というケースが非常に多いのです。

断熱材があると“点検できない”リスク

断熱材が床下全体に敷かれていると、下地木部が目視できません。つまり、被害があっても発見が遅れるのです。
リフォーム前に床下を確認せずそのまま断熱工事をしてしまうと、

・既に被害を受けた木材を断熱材で覆ってしまう
・施工後に点検が困難になる
・数年後にリフォーム部分全体を再施工する羽目に

という「二重工事」「コストの無駄」につながることもあります。

断熱リフォーム前にやっておくべき3つのチェックポイント

①床下や壁内部の点検を行う

施工前に専門業者による床下調査を行いましょう。
目視だけでなく、木材含水率測定器やファイバースコープを使った内部確認も有効です。

②シロアリ予防処理を同時に行う

リフォームと同時に薬剤処理やベイト工法を行うことで、
施工後に再発するリスクを大幅に減らせます。

③湿気対策・防湿シートの併用

床下換気扇・防湿シート施工を組み合わせることで、
湿気をこもらせず、シロアリが寄り付きにくい環境をつくれます。

シロアリを見逃したままリフォームするとどうなる?

・施工後に木材が空洞化し、床鳴り・沈み込みが発生
・断熱材が湿気をため込むことで、再びカビ・腐食が進行
・駆除のためにリフォーム部分を再解体する必要が生じる

つまり、シロアリ被害を見逃したままリフォームを進めると、“せっかくのリフォームが無駄になる”可能性もあるのです。

まとめ

断熱リフォームは、快適な住環境づくりに欠かせない工事です。
しかし、その裏に潜む「見えないリスク」=シロアリ被害を見逃すと、せっかくの投資が台無しになってしまいます。

「見えない場所こそ注意」が住まいを長持ちさせる秘訣です。
断熱リフォーム前には床下点検を行い、湿気対策とシロアリ予防施工はセットでおすすめします。
レスキューハウスでは、リフォームのご相談や施工前の床下点検も承っております。
「安心して冬を迎えたい」という方は、ぜひ専門スタッフまでご相談ください!

CONTACT

お問い合わせ

雨漏り修理・シロアリ駆除などのお申し込みは、以下よりお問い合わせください。
関東・中国・四国・関西エリアのどこでも迅速対応いたします。