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雨漏りを放置すると床下が危険!湿気が呼ぶシロアリの連鎖被害とは

シロアリ駆除

2025.11.09

雨漏りを放置すると床下が危険!湿気が呼ぶシロアリの連鎖被害とは

「天井のシミが少しあるけど、今はポタポタ落ちていないから大丈夫」
「床下は見えないし、少し湿っていても問題ないでしょ」
実は、この“放置”が一番危険です。

雨漏りは単なる屋根や壁のトラブルと思われがちですが、放置してしまうと床下の環境そのものを変えてしまい、シロアリ被害へとつながる恐れがあります。
今回のコラムは見えない場所で静かに進行する「湿気の連鎖」についてお話しします。

雨漏りとシロアリは「別問題」ではない

シロアリは木を食べる虫。雨漏りは建物の防水の問題。
一見関係のないように思えますが、実はこの2つ、非常に密接な関係があります。

シロアリが好むのは「柔らかくて湿った木材」。雨漏りによって建物内部に湿気がこもると、乾燥した木材が水分を吸い込み、やがて柔らかく脆くなります。そして、その湿った木材を求めてシロアリが集まってくるのです。

床下が湿ると何が起こるのか?

雨漏りの水が屋内に染み込むと、天井裏や壁の中を伝って最終的に床下まで流れ込みます。特に木造住宅では、床下の束柱(つかばしら)や根太(ねだ)と呼ばれる木部に水が吸い込まれ、常にジメジメした状態が続くことに。
この湿気が招く悪循環は、次の3ステップで進行します。

①木材が湿気を吸収 → 柔らかくなる
②カビ・腐朽菌が発生 → 木が腐り始める
③シロアリが寄ってくる → 食害が拡大

この流れが、一度始まると止まりません。「雨漏り」から始まったトラブルが、いつの間にか「家の構造を支える部分の腐食」へと発展してしまうのです。

見えない“床下”こそ、最も危険な場所

床下は普段目にすることがなく、湿気や雨漏りの影響に気づきにくい場所です。しかし、シロアリ被害の多くが床下や壁内部から始まっているのが現実。
特に次のような症状がある場合は要注意です。

・雨が降った後、床下がカビ臭い
・壁際や柱の根元が黒ずんでいる
・床がふわっと沈む感覚がある
・ドアやふすまの建て付けが悪くなった

これらは「水分を含んだ木材が変形し始めている」サイン。見た目がまだ大丈夫でも、内部では確実に被害が進行しています。

雨漏り+シロアリの“連鎖被害”が怖い理由

シロアリの恐ろしさは、被害が見えないうちに構造部へ及ぶ点にあります。特に雨漏りによって内部の湿度が高い場合、木材の乾燥が追いつかず、被害範囲がどんどん広がっていくのです。また、湿気の多い床下では防蟻剤の効果も弱まりやすいため、施工から数年経ったお宅では「再侵入」も起こりがち。つまり、雨漏りを放置することは、「シロアリを呼び込みやすい家を自らつくってしまう」ことに等しいのです。

早期対策のカギは「乾燥」と「点検」

被害を防ぐには、まず雨漏りを確実に止めること。そのうえで、床下の湿気をコントロールすることが重要です。

具体的には、
・雨漏り箇所の補修(屋根・外壁・窓周り)
・床下換気扇や調湿剤の設置
・木部の防腐・防蟻処理
を組み合わせて、乾燥環境を保つことが効果的です。

一度湿気がこもると自然乾燥は難しく、数日でカビ → 数週間でシロアリが寄ってくる、というケースもあります。

プロが推奨する、雨漏り後の3ステップ

①まず、雨漏り箇所の特定と修繕

外壁・屋根のどこから侵入しているかを調査し、止水を行います。

②次に、床下環境のチェック

雨水が伝っていないか、湿度計や赤外線カメラで確認。必要であれば木部含水率の測定も。

③最後に、防蟻・防腐施工で再発防止

乾燥後すぐに処理を行うことで、被害の再発を防ぎます。

この3ステップを早期に行えば、被害を最小限に抑え、修繕費も大きく変わります。

まとめ

「少しの雨漏りだから…」
そんな油断が、床下の湿気→カビ→シロアリ被害という負の連鎖を生み出します。
屋根や壁の修理だけでは解決しないのが、雨漏りの怖さ。本当に安心できるのは、床下を含めて家全体を点検したときです。

小さなシミやカビの臭いも、実は家からのSOSサインかもしれません。放置せず、今のうちに専門業者による点検を行いましょう。

レスキューハウスでは雨漏り修理・点検、シロアリ駆除・予防をお承りしております。お気軽にお問い合わせください。

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