害獣のフンを見つけたらどうする?自分で片づけてはいけない理由
害獣駆除
2025.10.11

屋根裏や倉庫、ベランダなどで「黒っぽいフン」や「強いにおい」を見つけて、驚いた経験はありませんか?
その正体、もしかするとハクビシン・アライグマ・イタチなどの害獣によるものかもしれません。
「とりあえず掃除しておこう」と思ってしまいがちですが、実はこれが大きな間違いです。
害獣のフンには感染症やアレルギーを引き起こす危険な菌・寄生虫が含まれており、素手で触ったり、掃除機で吸い取るのは非常に危険なのです。
今回のコラムでは、害獣のフンを見つけたときに「絶対にやってはいけないこと」と「正しい対処法」について詳しくお話します。
目次
害獣のフンを自分で片づけてはいけない3つの理由
① 感染症のリスクが高い
ハクビシン・アライグマ・イタチのフンには、回虫・レプトスピラ菌・サルモネラ菌・E型肝炎ウイルスなど、人に感染する危険な病原体が多く含まれています。特にアライグマのフンに寄生する「アライグマ回虫」は、人間が吸い込むだけでも感染し、神経障害や失明を引き起こすケースも報告されています。
また、乾燥したフンは空気中に細かい粉塵として舞い上がり、吸い込むだけでも健康被害の恐れがあります。手袋をしていても完全に防げるものではなく、素人の掃除ではリスクが高すぎるのです。
②フンの量や位置が「巣の存在」を示していることも
屋根裏の同じ場所にフンが溜まっている場合、それは「害獣が巣を作っているサイン」です。
多くの害獣は決まった場所で排泄を行う「溜めフン」の習性があり、単に掃除してもすぐ同じ場所に戻ってきます。つまり、フンを片付けても「被害の根本解決にはならない」ということ。放置すれば、再び繁殖・被害拡大のリスクが高まります。
③ 清掃後も臭いが残り、再侵入を招く
害獣は自分のフンや尿の臭いで縄張りを認識しています。
中途半端に掃除しただけでは臭いが残り、別の個体が「ここは安全な場所」と判断して入り込んでしまうのです。また、除菌・消臭が不十分な場合、ダニ・ノミ・カビの発生につながることもあります。害獣がいなくなっても、「臭い」と「衛生環境の悪化」が続くのは非常に危険です。
やってはいけない自己対応例
・掃除機で吸い取る(→粉塵が舞い、感染リスク増大)
・消臭スプレーをかける(→臭いの上塗りで逆効果)
・フンを埋めたり流したりする(→菌が拡散する恐れ)
どれも一見「よさそう」に見えますが、実際には症状を隠すだけで根本解決にならない危険行為です。
プロの業者が行う正しいフン清掃の流れ
現地調査
→フンの種類・量・位置から、害獣の種類や侵入経路を特定します。
安全対策をして除去作業
防護服・専用マスク・手袋を着用し、密閉型の専用器具でフンを回収。
消毒・除菌・脱臭処理
感染症対策として薬剤を噴霧し、ウイルスや細菌を徹底除去。
侵入口封鎖・再発防止施工
屋根や通風口などの隙間を特定し、金網や専用資材で封鎖。
仕上げの環境チェック
室内の臭いや粉塵を確認し、安全な状態に戻します。
このように、単なる掃除ではなく“清掃+消毒+再侵入防止”まで行うことが、本当の意味での“害獣被害の解決”なのです。
放置するとどうなる?
・悪臭・カビ・シミによる室内環境の悪化
・断熱材や天井板の腐食による修繕費の増加
・寄生虫や病原菌の拡散による健康被害
・害獣の再侵入・繁殖による被害の長期化
たった数個のフンを「大したことない」と放置した結果、天井裏全体が汚染されていたというケースも少なくありません。
まとめ
害獣のフンは、見た目以上に危険なサインです。
見つけた時点で、すでに「侵入・定着」している可能性が高く、早めの対処が重要です。
「天井からにおう」「屋根裏に黒い粒が落ちている」
そんな小さな異変が、害獣被害の始まりかもしれません。
放置せず、専門業者による安全な対策で、ご自宅と家族の健康を守りましょう!
害獣のフンや気配を感じたらレスキューハウスにお問い合わせください!