COLUMN

レスキューコラム

市販の忌避剤で本当に大丈夫?ハクビシン・アライグマ駆除の落とし穴

害獣駆除

2025.10.04

市販の忌避剤で本当に大丈夫?ハクビシン・アライグマ駆除の落とし穴

屋根裏や天井から「ゴトゴト…」と音が聞こえたり、庭先にフンが落ちていたりすると、「もしかして害獣?」と心配になります。そんなとき、多くの方がまず手を伸ばすのがホームセンターやネットで販売されている「忌避剤」です。
手軽に試せて価格も比較的安いことから人気ですが、実際には「使ってみたけどすぐ戻ってきた」「効果がなかった」という声も多く寄せられています。なぜ忌避剤だけでは十分な対策にならないのでしょうか?

忌避剤の仕組みと一時的な効果

忌避剤は、害獣が嫌う強いにおい(ハーブ・唐辛子成分・化学薬品など)や刺激を利用して「近づけないようにする」ことを目的に作られています。
確かに、設置直後はハクビシンやアライグマが警戒して近寄らなくなるケースもあります。
しかし…

においに慣れてしまう:数日〜数週間で刺激に順応してしまう
雨や風で効果が薄れる:屋外や換気のある屋根裏では効果が長続きしない
巣がすでにある場合は動じない:子育て中や定住している害獣は離れにくい

といった理由から、効果は一時的なものに留まることがほとんどです。

忌避剤に頼ると逆効果になることも…

「忌避剤を置いたのに、逆に家の奥に入り込んだ」という事例も少なくありません。
理由は、害獣がにおいを避けて移動する過程で配線や断熱材を荒らしたり、別の侵入口を広げてしまうことがあるからです。

また、フンや尿を残したまま害獣が逃げた場合、その臭いに釣られて新たな個体が侵入してくる二次被害も起こりえます。

ハクビシン・アライグマが厄介な理由

特にハクビシンやアライグマは以下のような性質を持ち、忌避剤だけで追い出すのは難しいとされています。

・学習能力が高く慣れやすい
・決まったルートを繰り返し使う習性がある(封鎖しなければ必ず戻ってくる)
・屋根裏に巣を作りやすい(子育て期は執着が強い)
・フン害による衛生リスクが大きい(寄生虫・感染症の原因)

つまり、一度侵入を許すと「追い払う」だけでは解決しないのです。

本当に必要なのは「侵入口の徹底封鎖」

害獣駆除で最も重要なのは、再発を防ぐための侵入口封鎖です。
屋根の隙間、換気口、床下の小さな穴など、わずか数センチの隙間からでも侵入してきます。忌避剤を置いても、別の場所から入られてしまえば意味がありません。

プロの業者は、
・現地調査で侵入口をすべて特定
・専用の金網や資材で隙間を塞ぐ
・フンや尿の清掃・消毒まで徹底対応

といったトータル施工を行います。
これにより、初めて「再発率を下げる」ことができるのです。

まとめ

市販の忌避剤は、「応急的に試すもの」としては有効ですが、根本解決にはつながりません。
特にハクビシンやアライグマは賢くしぶといため、忌避剤だけで駆除を成功させるのは非常に難しいのが現実です。

・忌避剤はあくまで一時しのぎ
・放置すると建物被害や健康リスクが拡大
・再発を防ぐにはプロによる侵入口封鎖と清掃・消毒が必須

もし「音がする」「フンや悪臭を見つけた」などのサインがあれば、自己対応に頼らず、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
レスキューハウスでは、害獣被害のご相談を承っております。
お気軽にお問い合わせください。

CONTACT

お問い合わせ

雨漏り修理・シロアリ駆除などのお申し込みは、以下よりお問い合わせください。
関東・中国・四国・関西エリアのどこでも迅速対応いたします。