害獣による断熱材の被害が冷暖房効率に与える影響とは?
害獣駆除
2025.07.20

「エアコンの効きが悪い」「冷房をつけてもなかなか部屋が涼しくならない」「電気代が急に高くなった」そんなお悩み、もしかするとエアコンの故障や設定ミスではなく、屋根裏や壁の中の“断熱材”の異常が原因かもしれません。そしてその異常を引き起こしているのが、「ハクビシン」「アライグマ」「ネズミ」「コウモリ」などの害獣たち。
実は近年、これらの害獣による「断熱材被害」が増えており、冷暖房効率の悪化・光熱費の増加など、住まいの快適性を脅かす深刻な問題となっています。今回のコラムは、害獣が断熱材をどのように荒らすのか、またそれが冷暖房にどんな影響を及ぼすのかを、わかりやすく解説していきます!
目次
断熱材とは?私たちの暮らしに欠かせない存在
まず知っておきたいのが、断熱材の役割です。断熱材とは、屋根裏や壁の内側、床下などに施工されている素材で、外気の熱や冷気を室内に伝えにくくする働きを持っています。
冬は室内の暖気を逃さず、夏は外の熱気を遮断してくれるため、冷暖房の効率を大きく左右します。つまり、断熱材は快適な室温を保ち、省エネにもつながる重要な存在なのです。
害獣はなぜ断熱材を荒らすのか?
では、なぜ害獣は断熱材を荒らすのでしょうか?
実は、害獣にとって断熱材は「最高の巣材」なのです。
・柔らかくてあたたかい
・断熱材を掘ると空間ができ、そこで安全に子育てできる
・屋根裏や壁の中は外敵が少なく静か
こうした理由から、ハクビシンやアライグマ、ネズミなどが侵入しては、断熱材をかじる・掘る・引きちぎって巣を作るという行動をとります。夏はちょうど繁殖期。親が断熱材をかき集めて巣を作り、そこで出産・子育てをするケースが多く見られます。
害獣被害による断熱材の劣化と冷暖房への影響
害獣により荒らされた断熱材は、次のような影響を及ぼします。
① 冷暖房効率の大幅な低下
断熱材が破れたり薄くなると、外の暑さや寒さがそのまま室内に伝わります。すると、エアコンをつけてもなかなか効かず、設定温度を下げたり上げたりする必要が出てくるのです。
② 光熱費の増加
エアコンが効かないため長時間運転することになり、電気代が高騰します。「なんとなく高いな」と思っていたら、実は害獣による断熱材被害だった、という例も多いです。
③ 部屋ごとの温度差が激しくなる
断熱材の一部が損傷すると、場所によって断熱性能にムラが出ます。結果、ある部屋だけ暑い・寒い、別の部屋は快適といった温度差が発生します。
④ フンや尿による異臭と衛生面のリスク
断熱材の中にフンや尿が染み込み、強い異臭やカビの発生につながります。
さらに、ノミ・ダニ・菌の発生源となることもあり、小さなお子様や高齢者がいるご家庭では特に注意が必要です。
こんなサインがあれば要注意!
以下のような症状があれば、断熱材の被害が進んでいる可能性があります。
・夜間、天井裏からカサカサ・ドタバタと音がする
・エアコンの効きが以前より悪く感じる
・夏・冬の電気代が急に高くなった
・天井付近や壁の一部から異臭がする
・部屋の中にフンや黒い粉状のもの(ネズミの糞)が落ちている
このようなサインに心当たりがあれば、屋根裏・床下に害獣が住みついている可能性が非常に高いです。
対策は早めがカギ!被害を最小限に食い止める
断熱材の補修は決して安価な工事ではありません。しかし、放置すればするほど損傷が広がり、結果的に大がかりな工事が必要になります。
当社では、以下のような対応が可能です。
・害獣の調査・追い出し
・侵入口の封鎖
・フンの清掃・消毒・除菌
・断熱材の補修・張り替え
断熱材の被害に気づいた段階でご相談いただければ、冷暖房効率を保ちつつ、快適な住環境を守ることができます。
まとめ
断熱材は、普段目にすることがないため劣化に気づきにくい部分です。しかしそこに害獣が住みつくと、住まいの快適性・衛生環境・光熱費にまで影響を与える深刻な問題へと発展します。「エアコンの効きが悪いな」「なんだか臭うかも」そんなちょっとした違和感が、実は大きなサインかもしれません。少しでもそんな違和感を感じましたら、まずはレスキューハウスにお気軽にご相談ください!