夏は害獣の繁殖シーズン!早めの発見で被害を防ごう
害獣駆除
2025.07.13

暑さが本格化する夏。私たち人間が冷房の効いた室内で快適に過ごす一方で、ネズミやハクビシン、イタチなどの害獣たちも“快適な住処”を求めて活発に動き出します。特に夏は、害獣にとって“繁殖に最適な季節”。放置しておくと、わずか数週間で被害が何倍にも拡大してしまう恐れがあります。
今回は、夏に害獣被害が増える理由、実際に多い繁殖・被害事例、早期発見・対策のポイントを分かりやすく解説します。
目次
なぜ夏は害獣が増えるのか?
① 繁殖に適した気温と湿度
多くの害獣(クマネズミ、ハクビシン、アライグマなど)は、暖かく湿度の高い夏場に出産・子育てを行います。
1度の出産で2~6匹の子どもを産み、成長も早いため、短期間で家族単位の群れになって住み着いてしまうのです。
② 活動時間が長くなる
夏は日照時間も長く、夜間も気温が下がりにくいため、害獣の活動時間が増えます。特に夜行性のネズミやイタチは、夜間に活発に動き、天井裏や床下を移動しながら餌や住処を探します。
③ エアコン配管や換気口が侵入経路になりやすい
夏場はエアコン使用により、配管まわりの結露や温度差で素材が傷み、隙間が生まれやすくなります。
ここから害獣が屋内へ侵入し、巣作りの場として住み着いてしまいます。
実際に多い!夏の害獣被害例
天井裏からの物音・異臭
最も多いご相談が、「夜中に天井裏からガサガサ音がする」「最近においが強くなってきた」というもの。これは、害獣が巣を作り、糞尿や体臭がこもってしまっている状態です。
ネズミの繁殖による集団被害
ネズミはわずか1匹の侵入から2〜3ヶ月で10匹以上に増えることもあります。壁の中や天井裏で集団生活を始めると、配線をかじったり、断熱材を破いたりと被害は深刻です。
子育て中の母獣が攻撃的に
ハクビシンやアライグマは、子育て中に人の気配に敏感になり、攻撃的な行動を取ることも。屋根裏の補修作業や点検時に突然現れ、驚いた業者さんがケガをするケースも報告されています。
害獣が家にいるサインとは?
以下のような兆候がある場合は、すでに害獣が侵入・繁殖している可能性が高いです。
■夜間に天井や壁の中から物音がする:
カサカサ、ドスドス、コトコト…などの音が深夜や早朝に聞こえる場合、害獣が活動しているサインです。
■異臭がする
糞尿や体臭によって、部屋全体や押し入れ、天井から不快なにおいが広がることがあります。夏場は特に悪臭が強くなります。
■フンが落ちている
ネズミやハクビシンなどのフンは、黒く小指の先ほどのサイズで、床や天井裏、収納の隅に見つかることが多いです。
■天井や壁にシミができている
害獣の尿が天井材に染みて、シミや変色が生じることがあります。放置するとカビや腐食の原因にも。
■室外機や配管周りにかじられた痕跡がある
エアコンの配管カバーがかじられていたり、穴が広がっていると侵入されている可能性があります。
これらのサインが1つでも当てはまる場合、すでに家の中で害獣が生活を始めている可能性があります。早めの調査・対処が重要です。
繁殖を防ぐには「早期発見と侵入口の封鎖」がカギ
被害が小さいうちに駆除する
まだ1匹や2匹のうちに対応すれば、駆除のコストも低く済みますし、建物へのダメージも最小限です。
繁殖が進んでからでは、駆除・清掃・修繕の3段階が必要になり、費用も数倍になるケースがほとんどです。
侵入口を特定し、徹底的に封鎖
ネズミやイタチは、わずか2~3cmの隙間があれば侵入可能。
エアコン配管、換気口、屋根の隙間、床下通風口などを金網やパテ、防獣材でしっかりと塞ぐことが必要です。
点検はプロに依頼するのが確実
目に見えるフンや穴だけでは、侵入経路を完全に特定するのは困難です。プロであれば、足跡や臭い、動線の痕跡などから、正確に経路を把握し、再発防止まで行えます。
まとめ:夏は早めの対策が命取りを防ぐ!
害獣の繁殖は1匹が数十匹に増えるスピード勝負の問題。特に夏はその繁殖・侵入のピーク。「物音がするけど、様子を見よう…」と先延ばしにすると、後から大きな修繕費用や健康被害につながる恐れもあります。被害を最小限に抑えるには、早期発見、正確な侵入口の特定、再発防止までを含めた対策が必要です。
当社では、害獣の調査・駆除・再発防止工事を一貫して行っています。「最近、気になる音がする…」「エアコン配管のあたりをかじられているかも」など、少しでも不安なことがあれば、レスキューハウスへお気軽にご相談ください。