雨樋の詰まりが雨漏りを招く!?ベランダからの浸水で室内トラブルも
雨漏り修理
2025.06.21

「雨漏り」と聞くと、屋根の破損や瓦のズレなどをイメージする方が多いかもしれません。ですが実際には、屋根以外の“見落とされがちな場所”が原因で雨漏りが発生していることもあります。そのひとつが、雨樋やベランダ排水の詰まりです。
特に梅雨や台風の時期は、排水不良による“見えない雨漏り”が増える季節。この記事では、雨樋の詰まりが引き起こす住宅トラブルと、その原因・対策方法について詳しく解説します。
目次
雨樋の役割と、詰まりがもたらすリスク
雨樋は建物を守る“縁の下の力持ち”
雨樋は、屋根に降った雨水を効率よく集め、地上や排水管へと導くパイプです。建物に沿って設置されているため目立ちませんが、もし機能が止まれば、雨水は外壁や屋根のすき間から侵入し、建物全体に影響を及ぼします。
雨樋が詰まる原因は?
・落ち葉や枯れ枝
・風で飛んできたゴミやビニール
・ほこりや砂などの蓄積
・鳥の巣や動物のフン
これらが雨樋に蓄積すると、水の通り道をふさいでしまい、排水不良を引き起こします。
結果、行き場を失った雨水が溢れ、屋根や外壁・ベランダから雨漏りが発生するのです。
ベランダも雨漏りの“隠れリスク”
排水口の詰まりが水たまりをつくる
ベランダには「ドレン(排水口)」と呼ばれる排水設備があります。ここが枯れ葉や砂で詰まってしまうと、雨水が溜まり、ベランダ全体が“プール状態”に。防水層の性能が落ちている場合は、床面から水が染み出し、室内側へと侵入してしまう危険性があります。
実際にあった室内トラブルの例
・2階ベランダの排水口が詰まり、雨水がサッシから室内に流入
↓
・長期間放置された水たまりがベランダ防水を劣化させ、床下まで浸水
↓
・浸水により、室内のフローリングが膨らみ・カビ発生 → リフォーム費用が高額に!
このような事例は、年々増加傾向にあります。
特に近年の集中豪雨・ゲリラ豪雨では、短時間で一気に水があふれ、大きなトラブルに直結するケースも。
雨漏りを防ぐ!詰まり対策5つのポイント
① 年2回以上の定期点検を
特に春〜初夏(梅雨前)と秋(落ち葉の季節)は点検必須です。
② ベランダの排水口をこまめに掃除
週1回、簡単に目視して、ゴミや落ち葉を取り除くだけでも効果大。
③ 雨樋の内部清掃はプロに依頼
高所作業・はしご作業が必要なため、無理せず専門業者へ。
④ 雨の後は“雨の流れ”を観察
異音がする、雨水があふれている…そんな時は排水不良のサイン。
⑤ 防水シートやコーキングの劣化もチェック
ベランダの床面にヒビ・ふくらみがある場合は、雨漏りリスク大!
雨漏りかな?と思ったらすぐに点検を
「少し水がたまってるけど、まあ大丈夫かな…」「室内に染みがあるけど、古い家だから仕方ない…」そんな油断が、大規模修繕やフルリフォームにつながってしまうこともあります。
初期段階であれば、清掃や部分修理で済むケースが多く、費用も最小限に抑えられます。
梅雨や台風に備え、少しでも異変を感じたら、まずは専門業者による点検をおすすめします!
「うちは大丈夫?」と気になった方は、ぜひ無料の雨樋・ベランダ排水チェックをご利用ください!プロの目で状態をしっかり確認し、必要な対応をご提案いたします。
ご相談・点検のご予約は、レスキューハウスのお電話またはWebからお気軽にお待ちしています。