外壁塗装の種類と費用の相場
外壁塗装
2024.12.14

目次
外壁塗装の種類と特徴
外壁塗装には、使用する塗料の種類によってさまざまな種類があり、それぞれ耐久性や価格、機能が異なります。塗料にはメリット・デメリットがあり、予算や建物の立地、用途に応じて最適な塗料を選ぶことが重要です。
アクリル塗料
特徴:価格が比較的安価で、施工しやすい塗料です。乾燥が早く色の種類も豊富ですが、耐久性が低いです。
メリット:安価、カラーバリエーションが豊富
デメリット:耐久性が低く、メンテナンス頻度が高い
ウレタン塗料
特徴:アクリル塗料よりも耐久性が高く、弾性があるため、ひび割れを防ぎやすいのが特徴です。
メリット:弾力性があり、ひび割れに強い
デメリット:シリコン塗料と比べると耐久性がやや劣る
シリコン塗料
特徴:現在最も一般的に使われている塗料です。コストパフォーマンスが良く、防水性や防汚性にも優れています。
メリット:耐久性が高く、価格と性能のバランスが良い
デメリット:高耐久のフッ素塗料や無機塗料と比較すると耐用年数が短め
フッ素塗料
特徴:耐用年数が約15~20年と長く、耐久性に優れた塗料です。汚れが付きにくく、メンテナンスの頻度が低くなります。
メリット:高耐久、メンテナンスが少なく済む
デメリット:価格が高めで、予算が必要
無機塗料
年数が20~25年と最も長く、紫外線や熱、カビや苔に強い非常に耐久性の高い塗料です。無機物(ガラスやセラミック)を含むため、耐候性も高く色褪せしにくいです。
メリット:最高レベルの耐久性と耐候性
デメリット:非常に高価で、一般住宅では採用が少ない
遮熱塗料
特徴:夏場の室温上昇を抑える効果があり、建物内部の温度を下げることができます。特に、日射が強い地域や、冷房の効率を上げたい建物に適しています。
メリット:省エネ効果、夏場の室温を下げる
デメリット:効果が気温や地域によって異なる
断熱塗料
特徴:遮熱塗料とは異なり、外気の温度変化に影響されにくいようにし、夏は涼しく冬は暖かい環境を維持します。
メリット:省エネ効果、快適な温度を保つ
デメリット:施工費用が高い
外壁塗装の種類別費用相場
塗料の種類によって耐久性が異なり、費用も大きく変わります。主な塗料とその費用目安は以下の通りです。
アクリル塗料
1㎡あたり約1,000~1,800円
耐久年数:約5~8年
価格が安く、短期的に塗り直しを検討している場合に向いていますが、耐久性は低めです。
ウレタン塗料
1㎡あたり約1,500~2,500円
耐久年数:約8~10年
比較的柔軟性があり、外壁や木部など多用途に使用できますが、耐久性はシリコン塗料よりも低めです。
シリコン塗料
1㎡あたり約2,500~3,500円
耐久年数:約10~15年
コストパフォーマンスに優れており、最も一般的に使用されています。
フッ素塗料
1㎡あたり約3,500~4,500円
耐久年数:約15~20年
特徴:高耐久で、メンテナンス頻度を抑えたい場合に最適です。費用は高めですが、長期的に見ると経済的です。
無機塗料
1㎡あたり約4,000~5,500円
耐久年数:約20~25年
耐候性が非常に高く、メンテナンス頻度を抑えられます。価格は高めですが、長持ちします。
遮熱塗料
1㎡あたり約2,500~5,000円
耐久年数:約8~15年
遮熱塗料は、太陽光の赤外線(熱線)を反射することで、建物の温度上昇を抑える効果があります。特に夏季の冷房費用の削減に効果的です。
断熱塗料
1㎡あたり約3,500~6,500円
耐久年数:約8~15年
遮熱塗料よりやや高めで、断熱塗料は、塗膜自体が熱を伝えにくい素材で構成され、外部の温度が建物内部に伝わるのを抑える効果があります。夏の暑さ対策だけでなく、冬の保温効果も期待できるため、年間を通じて冷暖房の効率を向上させます。
その他の費用
足場費用
足場の設置費用は、外壁塗装費用の約20~30%を占めることが多いです。一般的には15~25万円ほどで、足場が必要な分、建物が大きくなるほどコストも上がります。
追加工事費用
下地処理:下地の劣化状況によって、ひび割れ補修や防水処理などの追加費用が発生することがあります。約5~10万円が目安です。
シーリング(コーキング):サイディングの隙間を埋めるシーリングの打ち替えには10~20万円程度かかります。
高圧洗浄費用
壁面の汚れやカビを落とすための洗浄で、約1㎡あたり200~300円が相場です。
養生費用
周囲の養生費用は、一般的に10,000~30,000円程度かかります。
外壁塗装の費用は、耐久性やライフスタイル、今後のメンテナンス計画に応じて検討すると良いでしょう。また、業者によっても費用が異なるため、見積もりを取ることをおすすめします。詳しい外壁塗装の見積りはレスキューハウスにお問い合わせください。