シロアリの特徴と早期発見方法
シロアリ駆除
2024.10.25

目次
シロアリの特徴と見分ける方法
シロアリを見分ける方法は、羽アリや蟻道などいくつかの特徴に基づいて判断することができます。シロアリは見た目が他の昆虫、特に「羽アリ(クロアリ)」と似ているため、以下のポイントに注意して見分けましょう。
シロアリの特徴
食害: 木材を食べるため、住宅の柱や床、壁などを破壊します。
暗所を好む: 日光が当たらない場所で活動し、土中や建物の内部で繁殖します。
湿気を好む: 湿気の多い場所に集まりやすく、湿気の多い地域や梅雨の時期に被害が増えます。
見えない進行: シロアリの被害は外から見えにくく、内部で進行していることが多いです。
羽アリとシロアリの違い
シロアリとクロアリ(羽アリ)は春や夏に羽を持つ個体が飛び出しますが、見た目にはいくつかの違いがあります。
〈体の形状〉シロアリ:胴体がまっすぐで均等な太さ。腰のくびれがない。
クロアリ:胴体がくびれている。特に胸部と腹部の間が細い。
〈羽の形状〉シロアリ:前後の羽が同じ大きさ。透明で、薄い白っぽい色をしている。
クロアリ:前の羽が後ろの羽よりも大きい。
〈触角の形状〉シロアリ:触角がまっすぐで、珠(こま)状になっている。
クロアリ:触角が折れ曲がっている。
シロアリの早期発見方法
蟻道(ぎどう)を探す
シロアリは日光や乾燥を嫌うため、木材の外に出る際には「蟻道」と呼ばれる土や排泄物を使った泥状の道を作ります。この蟻道が壁や基礎部分、木材の表面に見られた場合は、シロアリの活動が疑われます。特に、湿気の多い場所や家の基礎部分、庭の土などに注意して確認しましょう。
木材の状態を確認する
シロアリは木材の内部を食害するため、外見では見つけにくいですが、以下の兆候に注意することが大切です。
空洞音:木材を軽く叩いてみて、空洞の音がした場合は、内部がシロアリに食べられている可能性があります。
ひび割れや膨張:木材や壁紙に小さなひび割れや膨らみがある場合、内部でシロアリが活動しているかもしれません。
木くずや糞の発見
シロアリは木材を食べる際、排泄物を出します。これは木の粉のように見えるため、床や窓際、基礎部分に木くずのような小さな粒がある場合、シロアリの活動が疑われます。
羽アリの発生をチェック
シロアリが羽を持つのは主に繁殖期です。羽アリが大量に発生していたり、窓際や床に羽が落ちていたりする場合は、シロアリのコロニーが近くにある可能性が高いです。シロアリの羽は透明で、触ると非常に壊れやすい特徴があります。
湿気の多い場所を調査
シロアリは湿気の多い場所を好みます。特に浴室やキッチン、地下室などの水回りや湿気のこもる場所でシロアリが発生しやすいため、こうした場所に異常がないかをチェックしましょう。
シロアリ専用の検査機材を使用
シロアリを検出するための専用機材を使うことも可能です。湿度センサーやサーモグラフィー、音波装置を使って、シロアリの隠れた活動を調査する方法もあります。ただし、これらは専門業者に依頼することが一般的です。
シロアリの見分け方は、羽アリとの違いや木材の状態、蟻道の有無などの目視チェックが中心です。シロアリの疑いがある場合は、できるだけ早く専門業者に調査を依頼することが大切です。
シロアリの早期発見はレスキューハウスがサポートいたします。